ポッド(Pod)名前の由来
“Pod(ポッド)”という名前は、Kubernetes(クーベルネティス)がDocker(ドッカー)のコンテナオーケストレーションを拡張する目的で作成されたプラットフォームであることを考慮に入れています。Dockerでは、コンテナを使ってアプリケーションをパッケージ化します。
Dockerコンテナはしばしば一緒に配置され、複数のコンテナが協力するパターンも多いです。
このようなグループを表現するために、Kubernetesでは”Pod”という概念を導入しました。
Whale Pod
“Pod”という言葉は、クジラの群れ(whale pod)から由来しています。
クジラの群れは、密接に相互作用するクジラのグループを指します。
KubernetesがDockerのクジラ(whale)のロゴを連想させるように設計されたプラットフォームであるため、
このように相互作用するコンテナグループを「ポッド」と呼ぶことは非常に意味のある命名だと言えます。
ポッドはKubernetesで一つ以上のコンテナが密接に協力し、相互作用できる「小さな舞台」または「グループ」を形成する単位となりました。
ポッド(Pod)の理解
車に例えると?
Kubernetesの「Pod(ポッド)」は、まるで自動車の各席のように考えることができます。
自動車には運転席、助手席、後部座席など、いくつかの席があり、それぞれに特別な機能があります。
例えば、運転席では車を運転し、助手席ではナビゲーションを担当することができます。
同様に、一つのポッド内には複数のコンテナが存在することがあり、各コンテナは特別な役割を持っています。
それで、ポッドってなに?
このように複数のコンテナが一つのポッド内に集まっているため、
そのコンテナたちは簡単に互いのデータやリソースを共有することができます。
例えば、一つのコンテナがデータを処理し、その結果を別のコンテナが使用することができます。
ポッドは複数のコンテナが効率的に協力できる小さな作業スペースのようなものです。
ポッド(Pod)のアーキテクチャ
まとめ
- Kubernetesの「Pod」は、自動車の各座席に似ている。各座席(コンテナ)は特定の機能を担当。
- 複数のコンテナが一つのポッド内にあり、データやリソースを簡単に共有できる。
- ポッドは、複数のコンテナが効率的に協力できる「チームの小さなステージ」と考えられる。
- コンテナはアプリケーションとその動作環境を一つにまとめ、どこでも簡単にデプロイと実行ができるようにする仕組。